星霊戦隊の復讐~断たれたモノ、繋ぐモノ

★の共通項には全て従う

★事前準備

レプリカントはアイズフォンを使用。

その他のメンバーは事前に連絡機器を装備。

其々他班と常に通話できる状態にしておく

*戦闘

HP回復>BS回復でグラを使用。

HPが6割を切った仲間単体にはウイッチオペレーションを使用。

常に仲間が6割以上HPが維持できるように。

列回復でも回復量が間に合うようであれば、

BS耐性が切れている場合はライトニングウォール、

盾が切れている場合は旅人達への守護を。

BS回復に関してはメディカルレインを用いて

前列・後列>中列の優先順位で使用

BSの回復優先順位は催眠・捕縛>毒・炎

自身に催眠・捕縛のBSが付与された場合はシャウトを使用

他戦場へ突入する場合もMdとして回復を主に使用

*撤退時

自身が戦闘可能であればDfへ移動し敵の攻撃を牽制

仲間を回復しながら撤退支援を。

仲間に死亡に値するダメージが入る場合、

敵の他戦場への乱入が予想され、

他戦場での戦闘が劣勢になる可能性がある場合は

暴走してでも敵をひきつける

七夕モザイク落とし作戦~星に願いを音楽に願いを

予め光源を準備!
戦闘前に七夕飾りをライトアップできる時間があれば手伝うよ!
ちょっとロマンチックでいいね…!

◯戦闘
ポジション:メディック
キュアを使う際は他の方と被らないように声かけしながら実施。
皆さんが安心して戦えるように…しっかり守ります!

1ー3ターン:
各列(前衛→後衛→中衛の順)へライトニングウォールでBS耐性を付与
その間に仲間のBSが一人につき二つ以上付与されるようであれば、
メディカルレインでのキュアへ切り替え。

4ー6ターン:
BSが付与されている仲間へメディカルレインでキュアを。
HP6割を切る仲間が居ればウィッチオペレーションで回復。

7ー8ターン:
メディカルレインでのキュアをメインに実施
もし皆さんのBSがなく、HPが6割以上を確保されているようであれば、
旅鳥の飛来を使用して攻撃に加わる。
もし逃げそうな素振りがあれば、回り込むように声かけしよう!
みんなの夢、返してもらうよ…!

戦いのあとのはなし。

深い森の奥にある洋館。
その一室に古書と文献に埋もれた部屋がある。
アトリは元々は図書室だったその部屋に毛布を運び込み、住み着いている。
古びた長椅子に毛布を掛ければ、長年住むところを持たなかった彼女にとっては十分な巣となっていた。
彼女は普段、1人で過ごすより他の団員も過ごすリビングや会議場にいることを好む。
しかし、件の一件より数日、図書室でぼんやりと過ごすことが増えていた。


突然だった、宿敵の襲来。
これまでか、と思った時に助けに来てくれたのは大事な人たちだった。
それをまた目の前で失うかもしれなかった恐怖。
蘇った記憶。
宿敵の思い、その最後。
憎み切れない思い。
護ることができた安堵。
何もかもが瞬く間に過ぎていって、感情が追いつけなかった。
毛布に顔を埋め、ぐるぐると回る思いから逃れられずにいた。


ふと、目線をサイドテーブルへ落とせば頂いた手紙を開封していなかった事を思い出す。
白い羽根を持つ、大事な人からの手紙。
手元で開いてみれば、綺麗な文字が並んでおり、人柄を表している様に感じた。
1度、2度と読み返し、同封されていたお守りをぎゅっと抱きしめる。
そしてペンをとり、机に向かった。
返事を一言、二言と書き進めるうちにじわじわと涙が溢れ出る。
手で拭っても抑えきれず、頂いた手紙を汚さない様に庇っていたら、出すべき手紙を汚してしまった。

怖かった、恐ろしかったけれど。
とにかく、護れたんだ。
両手でいっぱいに貴方を抱きしめることができた。
それで、良かったんだ。
胸のつかえがすとんと落ちた気分だった。

最後に小さく鳥の絵を描いて、封筒に入れる。
眠りから覚めたら、手紙を届けに行こう。
ずっとそばにいたい、あの大好きな人へ。

しんだんのやつ。

あなたは「寝ぼけながら意地悪に首筋にキスする」アトリとアシュレイを描(書)きます。
#色んなところにキスしちゃおう
shindanmaker.com/620205


柔らかい光に目を覚ましたら、隣に愛しい人が眠っていた。
二度、三度と目を瞬いてみても、やっぱりアシュレイさんだった。


寝ぼけた頭で昨晩のことを思い出してみても…あまり思い出せない。
机の上にグラスが2つ。
確か私から飲もうと誘ってお話ししてて……途中から眠かった、ような。
椅子で飲んでいたはずなのに、ベッドを占領してしまっているのは……。
きっと運んで頂いたから、なんだろう。

大方、添い寝して頂いているうちに、眠られてしまったんだろう。
(最近お疲れだったし……なぁ。
ああ、目の下に隈が……)
心なしか、翼にも艶が少ないような。
横たわったまま、そんな事を考えながら翼に手を伸ばして梳く。

微睡みながら、ふっと思う。
付き合ってもいない女の子と一緒に添い寝できるもんなんだろうか。
そこまで自分は、女の子として意識されていないんだろう。
そう思うと、心の底に仄暗い思いが宿る。


だから、襟の影に私の所有印を一つ。
この位の悪戯、許していただいちゃおう。


もう一度自分たちを包むように布団をかけ直し、眠りにつく。
あなたが目覚めた時に、少しだけ私の事を意識してくれたらいいなぁ、なんて思いながら。

かこばなし。

「どう?」
赤く、黒く、何かが弾けた。
「これは?」
枯れた枝のような、何かが折れる音がした。
べったりと何かがついた小さな物が足元に転がる。
あぁ、これは母の誕生日に私が……。
細い悲鳴を上げたところで、女は満足そうに笑んだ。
「なんだ、まだ泣いてくれるのね」
さらに何かが砕ける音がした。


「もう泣いてはくれないの?
   泣かない貴女に興味はないの。
   また悲しんでくれるようになったら、愛しに来てあげる」
それが誰に向けられた物か分からなかったけど、辛うじて耳障りだ、と感じた。


一団を率いていた旅芸人の座長から聞いた話も、私には何のことだかさっぱり分からなかった。
数年前、一つの村に災厄が起きた。
村人の大量虐殺。
何かに齧られ、嬲られ、食べ残しのように荒らされた死体。
そして残されていたのは、返り血まみれの少女だった、と。
当初は少女が犯人として疑われていたようだが、茫然自失で食事睡眠すらままならない少女があまりに不憫で、結果疑いの目は憐憫に変わったと。
数年かけて少女は心を取り戻したが、当時のことはおろか、生まれも育ちも何も覚えていないと。
そんな話を聞いても、まるで他人事だった。
少女が自分だ、と言われても物語を聞いているような気持ちで、まるで実感がない。
「まあ、おめーがよく働いてくれてる。今はそれだけで良いんだろうよ」
そう言って大らかに笑いながら背を叩く座長に、軽口を叩き天幕を抜け出す。
今日はまだ洗い物も洗濯も、買い物も残ってる。
次の出し物を決めるために、本を読もう。
まずは晴れている間に洗濯を済ませよう。

「ようやく、泣いてくれるようになったかしら?」

あぁ、それは聞き覚えのある耳障りな声で。




子どもが、泣いていた。
どうやら転んでしまったようで、痛い痛いと泣いていた。
どうにかして泣き止ませてやりたかったから、側に座り、傷に手を添えた。
子どもは身震いしたが、自分の手から光が溢れ、傷が消えた。
びっくりしたような顔の子どもと、駆け寄ってきた親に頭を下げられた。
ケルベロス、と聞いてもよく分からなかった。
ただ、何故かは分からないけれど、この手に守れる力が欲しかった。